２０２４年７月１日、川崎市制１００周年

　２０２４年７月１日に市制１００周年を迎える川崎市を盛り上げるため、プレイベント「フェス＆カンファレンス」が２０２３年11月に開催される見通しとなった。記念事業を進める実行委員会が３月24日にＮＥＣ玉川ルネサンスシティホールで開いた第２回総会で示された。

テーマは「川崎の可能性を共有し、未来づくりへの参加のきっかけ」

　イベントは、「川崎の可能性を共有し、未来づくりへの参加のきっかけ」をテーマに設定。同時期に市内全域で開催されるイベントをつなぎ、体験型企画や企業協賛ブースを設ける他、川崎の未来を見据えたトークセッションや発表会なども計画。今後、同委員会に参画する３００超の団体から共催者を募り、プロジェクトを進めていく考え。中心メンバーの内山剛志さんは「市民の皆さんに、川崎を知って、関わり、好きになってもらえるよう工夫を凝らしたい」と決意を込めた。

参画団体が取組みを発表

　総会では、市民や団体が連携し行動につなげるヒントになればと、参画団体が取組みを発表。多摩区ソーシャルデザインセンターは、大学生が運営する古民家カフェ、登戸たまがわマルシェなどの活動を紹介。「世界に誇るまち」を合言葉に、海外客を取り込むプランなどアイデアを示した。

福田紀彦市長がメッセージを読み上げ

　委員会会長を務める福田紀彦市長は、市のブランドメッセージを読み上げ「多様性こそが川崎の魅力。重ね合わせることで色々な価値、行動につなげ、１５４万の市民に何らかの形で関わってほしい」と期待を込めた。

　記念事業は２０２４年４月１日から翌年３月31日まで。同時開催の全国都市緑化かわさきフェアは春と秋（24年10月19日〜11月17日、25年３月22日〜４月13日）を予定。