月替わりの「折り紙アート」が、江ノ電腰越駅を利用する人々の目を楽しませている。4月中旬から1カ月間は、子どもの日にちなんだ、こいのぼりやかぶと、藤の花、アヤメなどが駅構内を彩る=写真。
「チーム腰越」の活動
腰越駅の折り紙を手がけるのは、30〜80代の地元女性15人ほどで組織する「チーム腰越」。駅を利用する地元住民たちに楽しんでもらおうと、代表の中嶋寿子さん(54)らが江ノ島電鉄(株)に交渉し、2021年秋からスタートした。
1カ月ごとにすべて入れ替え
季節の草花や行事を題材にした折り紙作品は、1カ月ごとにすべて入れ替える。中嶋さんは「メンバーの折り紙の腕前がどんどん上達している」と笑みを浮かべ、「多くの人に見て楽しんでもらいたい」と話す。江ノ電社員も「駅が明るくなった」と喜び、駅利用者が写真に収める姿も見かけるという。
コロナ下で地元を盛り上げようと発足したチーム腰越では現在、メンバーらで制作した御朱印帳を江ノ電江ノ島駅などで販売しており、収益金は地域イベントなどに活用する。