2023年、創立150周年を迎える市立大師小学校(川崎区東門前・梶康子校長)が20年前に埋めたタイムカプセルを開封する「お披露目会」を9月30日に開催する。地域住民や同校のPTA経験者らでつくる実行委員会(小林伸光実行委員長)は当時の在校生の参加を広く呼び掛けている。
2003年「100周年記念碑」の下に
タイムカプセルは2003年の北村清校長時代、「100周年記念碑」の下に埋設されたもの。実行委員の一人が当時の在校生で、タイムカプセルを埋めたことを話題にし、同校が調査して場所を特定した。5月に埋設場所を開けてみると、コンクリートで覆われた空間の中からジュラルミンケースが出現。中には当時の新聞や児童が思いを込めて入れた品が詰まっていた。保存状態は悪くないという。タイムカプセルに関わった42人の当時の児童の名前があったことから、実行委員会はお披露目式があることや、委員会の会合への出席を手紙で呼び掛けた。
転居などで22通が宛先不明で戻ってきたが、手紙を見た5人が7月9日に開かれた実行委員会に出席した。さらなる周知を図るため、5人はSNSを使って参加を呼び掛けている。

思い出の品が詰まる
イベントを盛り上げようと、在校生もポスターを制作し学区内の町会に掲出した。6年生の井上銀河さん(12)と井上さわさん(12)は「当時の小学生が何を埋めたのか知りたい。ワクワクしている」と興味津々だ。
「お披露目会」は同小学校体育館で開催。時間は午前10時から正午、受付は9時40分から。当時の映像を放映する。
問い合わせは同小【電話】044・288・2392。