市民を対象に実施した市の世論調査で、「市に住み続けたい」と回答した人が約9割に上る八王子市。豊かな自然環境や交通の便の良さ、充実した商業施設、歴史・文化など、さまざまな魅力が市民の定住志向を強くしているようです。
一方で「親から子、子から孫へと代々住み続けてきた土地が、相続したら借地だった」という、古い町ならではの問題が出てくることも。
- 専門家の意見を聞いてみました。
『建物は自分の物だが、土地は借り物』という借地物件。地主にとっても自由に使えないばかりか相続財産に組み込まれるデメリットがあるなど、貸借の関係は複雑なもの。
そんな借地の問題に親身に対応してきたのが、地元で創業44年の(株)ホリエイと(株)ホリエイ不動産ショップ。地主と借主の間に入って、同社が様々な解決策を提案してくれるため「子や孫の代まで問題を持ち越したくない」という相談が地主・借主ともに増えているそうです。
「円満な解決には、経験豊富な専門家のノウハウが必要です」と話すのは、同社の堀内義蔵社長。地道な交渉や煩雑な手続きに、同社の丁寧で親身な対応は定評があります。
社長に話を聞いてみました
皆さんこんにちは、ホリエイグループの堀内と申します。
『悪いこと以外なら、何をしても良いよ』と言われて育った次男坊の私は、まだまだ貧しかった田舎から淡い期待を胸にして、都会に出てきました。
「嗚呼、あれから40年!」というのは綾小路きみまろさんのおなじみのセリフですが、私の場合は「嗚呼、あれから50数年!」、すっかり後期高齢者の仲間入りをしてしまいました。
夢を描いて上京した若者だけれど、自由はあっても「俺は何をすればいいんだ」「多くは望まないが、自分にはどんな仕事が向いているのか」といった悩みが尽きない日々。大学に籍を置いたまま、親からの仕送りをカッコ良く断ったはいいが、アルバイト三昧で学業がおろそかになり、ゼミの先生のご厚意でやっとのことで卒業証書を頂きました。
卒業後は、新橋の鉄鋼関係の専門商社に新卒者として勤務。
しかし、辻堂の単身者寮と会社の単調な通勤生活が面白くなく、半年で退職。社会人アルバイト(今で言えばフリーター)となり、再び「俺は何をすればいいんだ!」と心の中で叫ぶ、我が身の至らなさを恥じていた我が青春でした。
こんな悩みを抱えていたある日、渋谷区宇田川町のパチンコ通りの一角に小さなテーブルを構え座っていた易者さんと目が合い、へたへたとその華奢な椅子に座り込んだことが、この道に入ったきっかけとなりました。
私の世渡りは、泳ぎに例えれば最悪な犬かきの連続でした。
こんな不器用者が溺れずにかろうじて生き永らえたのは、その都度、ご縁をくださった方々のおかげであることは、疑う余地がありません。本当に感謝あるのみです。
まあ、こんな拙い話はこれぐらいでやめましょうね。
相談に訪れる人に、代表者がどんな人物か伝えたほうが良いと記者の方から聞いたので、つい恥も外聞もなくお話しさせて頂いた次第でございます。
そうそう、座右の銘についても聞かれましたので、畏れ多くも老子先生の「天網恢恢疎にして漏らさず」とお答えしました。
こんなささやかな私ではございますが、当社には豊富な経験とノウハウを兼ね備えたベテランのスタッフが揃っております。借地・底地など不動産の事で悩みや相談事を抱えておられる方は、気軽にお声がけください
借地権・底地権に関するお悩み・心配事はありませんか?
事例① 親から借地権付建物を相続したAさん(女性:70歳代)のケース
親の代から賃貸人(以下「地主」という)と借地権に関する訴訟を行うなど、関係は最悪。
Aさんは一刻も早く借地関係を解消したいが、地主とは日常の挨拶さえできない状態で当社に相談。
担当者は、一任を取りつけ、地主を訪問すること数回目で話を聞いてもらえることに。Aさんの代理人とはいえ、双方の利益のために動いた結果、信頼を得ることに。複数の提案のなかから、底地と借地権を第三者に不可分一体で売却する案に双方が納得。
始終、顔を合わせることなく売却が完了。同時売却で第三者の権利が存しない所有権評価ができたため、相場に即した高い価格での成約となった。
Aさんは、最悪、無償で土地の返還も考えていたところ。また、地主は、固定資産税等を払うだけの、謂わば、負の土地。それぞれが売却の譲渡益を得るに至り、大満足して頂いた。
事例② 実兄から借地権付建物を相続したBさん(女性:60歳代)のケース
相続後、地主に挨拶に行ったところ、速やかに建物を取り壊し、更地で返還すること、返還するまでの間、借地料58,000円/月(相続前は13,000円/月)払うように言われ、払い続けている。借地関係を早く解消したいとの相談。
担当者は、Bさんに借地権としての権利が発生しており、地主に無償で返還する義務はないことを説明し、今後につき一任された。
地主を訪ね、言い分を傾聴のうえ、借地権は対価の伴う権利であること、無償返還は現実的でないことを説明。理解が得られたことから借地権の買取を打診したところ、購入意思があるものの示された価格は極めて低廉であった。近隣の公示・基準値価格、路線価そして取引事例価格などのデータを豊富に集め、それらを根拠に価格交渉行った結果、歩み寄りがあり、適正価格での売買となった。建物はBさんの負担で取り壊したが、かかった費用は売却代金の一部を充て、なお譲渡益を確保しながら、早期の借地権の解消が実現できた。
あらゆる不動産相談に対応
ホリエイグループでは個別無料相談室を開設して、借地・底地のほか、土地の有効活用や即金買取、売買・賃貸の仲介、相続、不動産に関するあらゆる相談を受け付けています。(要予約)