秦野市の展望スポット「菜の花台」(羽根1079の5)で1月8日(祝)まで、キッチンカーによる飲食物販売の実証実験が行われています。今夏に続き2回目。秦野市は時期を変えて実験を行うことで利用状況を確認し、今後の事業継続を検討していく考えです。
「菜の花台」は眼下に秦野の街や相模湾、富士山などが一望できる観光客らに人気の場所。自動車やオートバイ、自転車、マラソンなど市内外から多くの人たちが周辺散策の途中で訪れています。しかし、同所では飲食物などの物品販売が禁止されているほか、自動販売機の設置もされていない。この状況を受け秦野市は、同所を管理する神奈川県と調整し今年7月から9月にかけて初となるキッチンカーによる飲食販売の実証実験を行いました。実施期間は7月22日から9月18日までの「37日間」。延べ利用者数は「平日472人」(全21日)、「土日・祝日665人」(全16日)だった。また、期間中に行ったアンケートによると訪れた人の年代別の最多は「40代」26%、続いて「50代」25%、「60歳以上」16%、「20代」14%、「30代」14%、「20歳未満」5%。「どこから来たか」に対して最も多かったのは「神奈川県内(秦野市を除く)」54%、「秦野市内」27%、「県外」19%だった。キッチンカーが出店されていることについてはすべての人が「ある方がよい」と答えています。秦野市は事業の継続を望む声が多かったことなどを踏まえ、紅葉・年末年始を迎える時期に合わせ2回目の実証実験の実施に至りました。
各日、1台が出店
今回の実験に参加しているのは、前回同様、秦野市内で飲食業などを営む「View cafe」「味乃大久保」「幸せ餃子」の3店。期間中、各日1台のキッチンカーが出店します。出店可能な時間は午前9時から午後7時までだが、実際の営業時間は各店舗により異なります。また、天候や事業者の都合により、変更される場合もあります。出店店舗や営業時間の詳細は、秦野市HPで確認できます。
秦野市はだの魅力づくり推進課の担当者は「菜の花台では以前から、『キッチンカーの出店などがあれば』という声がありました。利用状況を見ながら、年間を通して楽しんでいただける方法を模索していきたい」と話します。
問い合わせは、秦野市はだの魅力づくり推進課【電話】0463・82・9036へ。