厚生労働省が昨年夏に発表した「令和4年簡易生命表」によると、国内に住む日本人の平均寿命は男性81 ・05歳、女性87・09歳でいずれも2年連続で前年を下回った。厚生労働省によると、女性の平均寿命は世界一の水準で、男性は4位。 アメリカは男性73・5歳、女性79・3歳(2021年)。アジアでは韓国が男性80・6歳、女性86・6歳(同)、中国は男性75・37歳、女性80・88歳(2020年)で日本の高さがわかる。
日本の戦後間もない1947(昭和22)年の平均寿命は男性50・06歳、女性53・96歳。これが80年には男性73・35歳、女性78・76歳まで伸びた。さらにその約40年後には男性が80歳を超え、女性は90歳に迫る長寿国となっている。
平均寿命の男女差をみると、1947年は3・9歳だったが、2005年には6・96歳に拡大。それ以降は男女差の縮小傾向が続いている。