川崎市立東柿生小学校3年生が店舗協働で和菓子を考案~2024年2月23日から販売~地元の名産品に

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川崎市立東柿生小学校3年生が店舗協働で和菓子を考案~2024年2月23日から販売~地元の名産品に

和菓子工房いずみと協働

 川崎市立東柿生小学校の3年生62人がこのほど、和菓子工房いずみ(王禅寺東)と協働して2つの和菓子を考案し、2月23日(金・祝)から同店で販売することが決まった。和菓子は、子どもたちのアイデアをもとに、同店のオーナー・村磯正二さんが監修、作製。麻生区の木・禅寺丸柿と、地元の柚子を使った和菓子で、村磯さんは「地元の名産品に」と期待を寄せる。

2つの和菓子「福達磨」「柚子っこ」を考案

 今回、完成した和菓子は、禅寺丸柿を使い、地元の麻生不動院の「だるま市」をモチーフにした「福達磨」(350円・税別)と、地元住民から提供してもらった柚子を使った「柚子っこ」(160円・税別)。福達磨は、和菓子の練り切りで、中には禅寺丸柿のジャムを使った白餡が入っている。柚子っこは、柚子のジャムを混ぜた白餡を求肥で包んだ逸品。村磯さんは「禅寺丸柿はジャムにすることで柿の甘みが増して美味しい。和菓子は柚子の皮を使うことが多いが、今回は実もジャムにしてみた。大人の女性向けのお菓子に仕上がった」と村磯さんは語る。

 販売は2月23日から同店(王禅寺東4の37の7の2、【電話】️044・819・4730)で。1日に作れる数や材料に限りがあるため、なくなり次第終了。

「地域の名産品に」

 今回、和菓子を考案したのは3年生。2023年夏、総合の授業でまち歩きをした際に、同店を取材。それを機に、村磯さんの協力のもと和菓子づくり体験を授業で行い、自分たちで考えた和菓子が作れないか提案したところ、村磯さんが快諾した。

 秋ごろから、和菓子のアイデアを出し合い、柿、柚子が最終候補に。加えて、だるま市をモチーフにしたものができないか提案。そこから村磯さんが禅寺丸柿、地元住民から提供してもらった柚子を使った2つの和菓子を試作。児童に試食をしてもらい、その意見を反映して完成させた。

 児童たちは、「チラシ」「ゆるキャラ」など11グループに分かれて地域へのPRのため、作業に取り掛かっている。まとめ役のキャプテンチームの青木渚さんは「みんなの案で買って良かったなと思ってもらえる和菓子になった」と商品への思いを語る。鈴木丞太郎さんは「多くの人たちに買って食べてほしい」と呼び掛ける。企画に協力した村磯さんは「子どもたちのアイデアがないとできなかった。和菓子に興味を持ってもらえて幸せ。地域の名産品になってほしい」と期待を寄せた。

住所

神奈川県川崎市麻生区王禅寺東4-37-7-2 和菓子工房いずみ

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公開日:2024-02-24

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