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【潜入レポ】湘南台のど真ん中に「畑」が出現!?建築と農業が交差するビル開発に迫る!

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【潜入レポ】湘南台のど真ん中に「畑」が出現!?建築と農業が交差するビル開発に迫る!

藤沢市・湘南台。駅周辺にはにぎやかな飲食店が軒を連ね、多くの大学を抱えるキャンパスタウンとしても知られる街のど真ん中に今、ある建築物が立ち上がろうとしている。
 「バルコニーが畑になる」
記者も最初は耳を疑った。建築と農業、そして地域の歴史が奇跡の融合を果たす現場へ、ヘルメットを被って潜入してきた。

はじまりは「辻」の記憶から。歴史を紡ぐプロジェクト

  

 小田急江ノ島線、相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄ブルーラインが交差する湘南台駅から徒歩数分。かつて「きらぼし銀行」があった土地で、「風土」「地域」「文化」に“根ざす”というコンセプトを掲げてデザインした住宅『nezasuhouse(ネザスハウス)』の工事が進んでいる。

  • 記者メモ プロジェクトを進めているのは、湘南エリアの価値向上をめざした建設・不動産事業を展開する株式会社丸山アーバン(本社:藤沢市藤沢/ユーミーらいふグループ)と、デザイン×不動産価値のリノベーションを手掛ける株式会社ブルースタジオ(本社:東京都中央区築地)。両社がタッグを組んで展開しているシリーズの6棟目となる新プロジェクトだ

 【建物概要】

  • 4階-14階:1LDK/2LDKの賃貸住宅27戸
  • 3階:湘南台公園を眺望できる屋外廊下、事務所・サービス店舗2区画
  • 2階:1階の大階段でつながるテラスに面したライフスタイルテナント1~2区画
  • 1階:湘南台公園と連続的につながるポケットパーク、丘のように2階の屋上庭園につながる大階段
     

 「川や丘があって、昔の旧街道が交差する『辻(交差点)』でした」
 こう語るのは、プロジェクトを牽引する丸山アーバンの西山和成社長。かつて人々が交わり、農村地域として栄えた土地のDNAを未来へ残したい——

そんな熱い想いから、地域密着型の共同開発をスタート。設計はブルースタジオの大島芳彦さん、藤笠隆之さん、末永遥海さんによるチームが手掛けた。

 2025年春に地鎮祭を終え、着工した14階建ての大規模な賃貸住宅複合施設。現在(2026年4月末時点)はちょうど8階付近の構造体を施工中だった。順調にいけば年末に工事が完了し、2027年1月末に竣工、2月から入居開始予定とのこと。 その本質はただのオシャレな住宅ではない。

ビル全体が「農園」に!?驚愕のディテール

 

 テーマは「農」。
 「湘南台の農家さんとのつながりを住宅と店舗、どちらにも持たせていきたい」と藤笠さんが語る通り、建物の随所にこだわりの仕掛けが施されている。

 
 住宅フロアの一部に設けられたバルコニーにはあらかじめ「土」が蓄えられ、住人オリジナルの庭や畑のように使えるようになるという。 

 そのままキッチンへ持って行って調理する――。そんな暮らしができたら最高だろう。公園側に面した窓からは最高の眺望が見渡せ、視界が開けた気持ちの良い空間が広がっている。

「図面を前に震えた…」。その先に築いた強固なチームワーク

 

 そんな設計図を渡され、実際に形にしているのが、施工担当の株式会社丸山工務所の工事部長、遠藤貴雄さんだ。

 藤笠さんは言う。「予算も厳しい中、また複雑な型枠なんて、緻密な計算と下準備がないと作れない。私が描いた図面に『むしろこうした方が』と、より良い提案までしてくれる。建築設計を20年やってますが、こんな監督さんは、今の時代もう少ない。 現場で資料を見せると『CGすごい』と少年のように喜んでくれる。図面を渡して終わりではない、最高の対話と協力関係がある」

 バトンを渡された遠藤さんも 「難易度はかなり高い。最初は設計図を見て『本気か』と震えましたから(笑)。でも、逆にワクワクしてしまう。皆さんが喜んでくれる良い建物を作るのが役目。少しでも理想に近づけたい。互いにウィン・ウィンになれるように」

  • 記者メモ プロとプロが尊敬し合いながら、時にツッコミを入れつつ一つのチームとして奇跡の建物を作っている——。さながら、映画監督と役者のような関係性。その熱量だけで、記者の胸は熱くなった。

目指すのは「自己満足の箱」ではない。街に「芽」を育てる場

 インタビューの最後、西山社長に「この建物が、湘南台の街にとってどのような存在になってほしいか」を尋ねた。 

「今の時代、ただ『モノ(建物)』を作っても仕方がない。人口が減っていく中で、自己満足の箱にはしたくない。ランドマークというよりは、一つの『きっかけの形』。ここに暮らす人、通る人、商売をする人が、何かしらの形で関わりを持ち、自分のライフスタイルを表現できる場になってほしい。そして、別のエリアでもまた違うつながりが生まれていけばいい」

 言葉には、地域を愛する経営者としての深い哲学が詰まっている。

記者レポ後記

 「学生さんもたくさんいる。若者たちが集まって新たなビジネスや起業のチャンスが生まれたっていい。そういう『芽』を育てること。それこそが、私たちが建物に込めた『農』の本当の意味なんだ」

 出会いの芽を育て、地域の未来を耕す。湘南台のど真ん中に誕生する建物は、関わる人すべての愛と情熱、そしてたっぷりのユーモアによって、今この瞬間も1センチずつ空へと伸びている。

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湘南×旅する暮らし

住所

神奈川県藤沢市湘南台1丁目9-5

問い合わせ

株式会社丸山アーバン

電話

0466-47-8200

0466-47-8200

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公開日:2026-06-15

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