藤沢市内3大谷戸の1つ、遠藤笹窪谷公園で夏の訪れを告げるハナショウブが開花した。涼し気な紫や白の大輪が来園者の目を楽しませている。
2つの畑に約1800株
市の委託を受けた公園愛護会がボランティアで管理。地元の中学生らも植え付けに参加し、2つの畑計約1200平方メートルに約1800株を植栽している。
開花状況は5月27日現在で2〜3分咲き。同会の冨田改さんによると「これからが見頃本番。週末にはピークを迎えそう」。開園した2年前に植え付けた株の花付きが良く、「今までで一番華やかになると思う」と期待する。
この日同園を訪れた70代の女性は「素晴らしいですね。皆さんの努力の賜物。満開が楽しみ」とほほ笑んだ。
同園は谷戸底を整備し、2022年7月に開園。散策路が整備され、豊かな自然環境を体感できる。