横須賀美術館(横須賀市鴨居)で11月16日、彫刻の森美術館(箱根町)との連携企画展「響きあう20世紀美術」が始まった。県内東西を代表する2つの美術館が所蔵する名品の〝競演〟を楽しむことができる。12月22日㈰まで。
箱根地域の美術館と連携する「アートでつなぐ山と海」の第2弾。
横須賀美術館では近現代の日本美術から成るコレクションを形成。彫刻の森美術館では開館以55年の歴史の中で西洋と日本の近現代彫刻作品を中心に集積する。
同展では、彫刻の森美術館が所蔵するパブロ・ピカソやヘンリー・ムーアといった巨匠の作品を含む39点に加え、横須賀美術館所蔵の27点を合わせた計66点を展示。2つの美術館の所蔵品を1880年代から2000年代のおよそ時系列に沿ってまとめ、20世紀美術の変遷をうかがい知る。
初日の16日には報道関係者向けの内覧会が行われ、同館学芸員の沓沢耕介さんは「2つのコレクションの組み合わせの中から共通点を見つけて響きあいを楽しんで」と来場を呼び掛けた。
開館は午前10時から午後6時(12月2日㈪休館)。入館料は一般1300円、高校生・大学生・65歳以上が1100円。問い合わせは市コールセンター☎046・822・4000。