湘南地区3市3町が広域連携で湘南エリアをPR
神奈川県湘南地域県政総合センターでは、平成3年度から湘南地区観光振興協議会に参加し、湘南地区3市3町(藤沢市・茅ヶ崎市・平塚市・寒川町・大磯町・二宮町)のイメージアップと広域的な誘客のため、活動しています。
都心からアクセスしやすく、さわやかな海風とリゾート気分を味わえる湘南地区は、週末のおでかけにぴったり。そんな湘南地区の魅力を伝えるべく、協議会構成員である3市3町と共に神奈川県を飛び出してPR活動を行ってきました。
「週末の旅行に湘南へ行きたくなる」がテーマ
2024年12月7日と8日には、千葉県にあるイオンモール幕張新都心エキマエコートで、「週末の旅行に湘南へ行きたくなる」をテーマに、3市3町のマスコットキャラクターが湘南の魅力をたっぷりお届け。
両日ともに3回のステージを行い、湘南ひらつか織り姫や湘南江の島海の女王・王子が出演。レディオ湘南のパーソナリティが進行役を務めました。
そのほか、各市町のゆるキャラも活躍。藤沢市の「ふじキュン♡」をはじめ、大磯町の「いそべぇ」、神奈川県の「かながわキンタロウ」、二宮町の「おとちゃん」、寒川町の「コロ坊」らが出演し、会場を大いに盛り上げました。
ステージでは、3市3町のイベントの見どころや、名産品のPRを行いました。
ステージ以外の時間には、協議会で開催していた「ぶらり湘南フォトコンテスト」のPRと、神奈川県と協議会の各市町から持ち寄った観光パンフレットをセットにして、イオンの買い物客に配布を行いました。
また、バスケットボールビンゴなど子ども向けのゲームを行ったほか、ブースで各市町の名産品を販売したりと、市町と連携して「地域で」湘南地区の観光を盛り上げる活動を行いました。
- 神奈川県湘南地域県政総合センターでは、「平塚の織り姫、江の島の海の女王や王子など、通常は同じステージに立つ機会が少ないですが、協力して地域観光を盛り上げていきたいです。今後、協議会はもちろんのこと、他にも地域で連携して観光をPRしていけるような機会を、神奈川県湘南地域県政総合センターでも増やしていければと考えています。実は、この千葉県でのイベントの2日後にも、大磯町と二宮町でのモニターツアーも開催したんですよ!」と話していました。
大磯町と二宮町をぶらり街歩き
こちらは湘南地区観光振興協議会の活動ではありませんが、神奈川県湘南地域県政総合センターでは湘南エリアの魅力を発信する観光リーフレットを2025年3月の発行に向け、作成しています。
12月10日には大磯町と二宮町の歴史と伝統文化を楽しむ「ぶらり街歩きツアー」を開催。このツアーにモニターとして参加したみなさんに、二つの町で体験したコンテンツのおすすめポイントなどを聞き、リーフレットに反映させるそうです。
ツアー当日は、晴天に恵まれ、最高のコンディション。
一つ目の体験コンテンツ「初めての俳句教室」は、日本三大俳諧道場である「鴫立庵」(大磯町)で行われました。体験前は「俳句って敷居が高そう」や「難しそう」、「うまくできるか不安」といった声が多くあがっていましたが、庵主の話を聞いた後は、「季語は重要だけど、思ったことを自由に書いていいのですね!」と、趣のある鴫立庵の園庭に触発されるかのように、思い思いに俳句を作っている姿が見られました。
最後に作者を伏せて俳句が読まれると、「俳句はみんなで共感できることろが楽しい」と貴重な体験を満喫されていました。
二つ目の体験コンテンツ「灯りデザイン体験」は、二宮町の町民センターで行われました。
事業者の和広真さんが用意してくれた行燈と文具、デザイン用の和紙や木材を使用し、行燈に自由にデザインを施しました。それぞれが作成した行燈が完成し、灯りをともすとその美しさに歓声が上がりました。
「似た素材を使用しても、みんなそれぞれ違うデザインで個性が出ますね」や「普段はもちろんのこと、コードレスで停電の際に使えるというのがいいですね」といった感想も聞かれました。
主催した神奈川県湘南地域県政総合センターでは「リーフレットでは個々に掲載する予定の体験コンテンツですが、大磯町・二宮町が連携し、両町を移動して行う楽しいツアーができました」と話していました。
- なお、観光リーフレットは2025年3月に完成予定です。