横浜市金沢区の海の公園の目の前に2022年10月に開所した特別養護老人ホーム「シーサイドかなざわ」。
同所は社会福祉法人「昴」(横浜市西区)が運営。「海を望む開放的な環境で自然と親しみ、風を感じながら、健やかに過ごしてもらいたい」と、デイサービス、西柴地域ケアプラザ、フィットネスジム、カフェも併設。「子どもから高齢者まで集い、見慣れた地域でその人らしく躍動し、様々な世代の交流、人々が自然に集まり共に過ごす、安心で快適な地域に開かれた施設」を目指しています。
【目次】
◎施設の概要
◎シーサイドかなざわの魅力とは?相談員の渡邊さんに話を聞きました。
◎周囲の環境
◎法人「昴」の思いとは
◎「シーサイドかなざわ」で働いてみませんか
施設の概要
海苔のひびをイメージした外観
「シーサイドかなざわ」がある金沢区は、歌川広重の浮世絵「金沢八景」でも描かれるほど風光明媚な景色で知られる場所でした。
江戸時代から新田開発のため、住宅地や工業団地造成など、さまざまな変化を遂げてきたまちの一角に、介護施設と地域を支える場として誕生しました。
ホテルのようなおしゃれなエントランス
複合施設の入り口を入ると、生花が飾られ、アロマの良い香りが漂ってきます。
まだ新しい建物は、高級ホテルに来たような雰囲気を感じます。
エントランスホール
エレベーターで2階にあがると、入居相談や家族との面会などで使用されているエントランスホールが。ホールの壁面には「シーサイドかなざわ」の職員が撮影した写真が飾られています。四季折々のイベントや入居者の日常を写した写真はどれも入居者の方々がとっても良いお顔!
日々を楽しく過ごしている様子が伝わってきます。
エントランスの一角には、100年前の廃材などを使用した資材で作られたモニュメントが。「柴町の古きと新しき」が混在する街並みを表現しています。
また、ここに住む地域の方々、職員の個性を色にたとえ、すべての人が「シーサイドかなざわ」を通じてつながり、高め合い、思いやりの心をもつという同法人の理念も表現しているそうです。
子どもの声が聞こえる!2階テラス
2階のテラスは、外階段から誰でも自由に入れます。
放課後は近くの小学生たちが遊びにくることもあるとか。子どもたちの声が特養の入居者たちにも聞こえる。そんな開かれた空間になっています。
子どもの遊び場のひとつ。ボルダリングのような坂道。
このネットの上で遊ぶそうです。
居室
入居者が暮らすユニットは3階から5階にあります。
個人のプライバシーが守られるように全室個室に。
10人1グループのユニットケアでコミュニケーション豊かな生活を築きます。
コミュニティカフェ「シーサイドカフェ」併設
建物1階には「シーサイドカフェ」を併設しています。
ランチ(午前11時~午後2時)はボロネーゼやペスカトーレなどのパスタや欧風カレーが600円、ランチセット(メイン、サラダ、ドリンク付)が850円、カフェ(午後2時)はデザート(バスクチーズケーキ、イタリアンプリン)350円、ドリンク(コーヒー)300円、デザートセットが600円とお手頃価格で提供。
「シーサイドかなざわ」で働く職員には割引制度もあるそう。
営業時間:午前11時~午後5時 休業日:日・月・祝
90分500円の「フィットネス」も
2階には誰でも利用できる「シーサイドフィットネス」もあります。
フリー利用は90分500円、パーソナルトレーニング60分5400円、入会金・月会費とも0円と、こちらも格安な料金で提供(職員割引あり)。予約優先でジム内の定員が5人までと制限されているため、人目を気にせず、自分のペースで運動できそうです。
営業時間:フリー利用 10時~18時/パーソナル 10時~20時 休業日:年末、お盆など
シーサイドかなざわの魅力とは?相談員の渡邊さんに話を聞きました。
渡邊:「シーサイドかなざわ」の開設準備からかかわっており、「地域に開かれた、地域に根差した施設」を目指しています。職員、入居者のご家族も巻き込んで、入居者の生活をコーディネートしていくのが私の仕事です。
海が目の前の最高の立地ですね。
渡邊:はい、「シーサイドかなざわ」はシーサイドライン「海の公園柴口駅」から徒歩3分と非常に便利な環境にあります。
職場の雰囲気は?
渡邊:開設したばかりの施設ということもあり、約100人のスタッフのうち、新しいスタッフが約7割と多く、風通しが良く、お互いに気軽に話ができる雰囲気なのが特徴です。
男女比は男性4対女性6、年齢は40代を中心に30~50代まで幅広い年齢層の方が働いています。全室個室、10人のユニット単位なので、食事や排せつの介助に追われがちな大規模な施設と比べると、自分のペースで働くことができると思います。
介護の仕事の魅力とは
渡邊:介護職には「大変そう」とイメージが強いかもしれませんが、私も未経験から介護の仕事を始めました。食事や入浴、排せつの介助といった技術的なことは、学んだり、実際に働くうちに、身についてきます。入職後の研修も充実しています。大切なのは「人の話に耳を傾けることができる人」「人とかかわるのが得意な人」だと思います。
仕事のやりがいは?
渡邊:人を身近に感じることができて、支援する方の人生に寄り添うことが実感できたときが「この仕事をしていてよかった」としみじみ感じます。
食事も仮眠も!職員休憩室
福利厚生のひとつ、職員休憩室。スマホなどを充電できるコンセントがあるカウンターやソファ、テーブル、テレビもあり、広々とした空間でゆっくり休めそうです。
また、お昼の時間帯には食事を提供。入居者の食事と同じ、管理栄養士が考えた栄養バランスのとれたメニューの食事を1食250円で食べることができます。ご飯はお替わり自由、自分で配膳するセルフサービス方式なのもうれしいポイント。
周囲の環境
風光明媚な絶景が広がる屋上テラス
5階の屋上テラスからは横浜・八景島シーパラダイスやシーサイドラインが一望。開放的でどこか懐かしさを感じる風景に心癒される入居者とスタッフも多いとか。
東には柴漁港。
毎年8月に海の公園を会場に開催される「金沢まつり」の花火大会は「シーサイドかなざわ」から見られます。
「今年の夏こそ、入居者とご家族が一緒に花火を見られるようなイベントを計画しています」と渡邊さん。
法人「昴」の思いとは
社会福祉法人「昴」は、1995年に設立。特別養護老人ホーム「すずかけの郷(横浜市港南区)」、特別養護老人ホーム「ハートフルガーデン川和(横浜市都筑区)」のほか、地域ケアプラザやデイサービスなどを横浜市内14カ所で展開。「昴」では「思いやり」を大切に「心のかよう福祉サービス」を提供しています。
また、人と人とが思いやりの心でつながり、助け合いながら、温かくて居心地のよい街づくりを目指しています。
「シーサイドかなざわ」で働いてみませんか
「昴」では、施設を利用されるすべての方や、同じ職場で働く同僚に対しても「思いやり」を持って接することを行動の基準としています。ここ、「シーサイドかなざわ」では、開かれた施設づくりをテーマに、地域とのつながりを大事にして、誰もが来やすい空間を作っています。法人全体で、職員のやりがいと成長に取り組んでおり、そんな施設で働くことで、人として大きく成長できると思っています。
みなさんも「シーサイドかなざわ」で一緒に働きませんか。
施設見学随時受付中。お気軽にお問い合わせください。