八王子銘菓の「高尾ポテト」シリーズが6月12日、日本の優れた商品やサービスを発掘・認定し、国内外に発信する認定プログラム「おもてなしセレクション2025」を受賞した。
同セレクションは、日本のおもてなしの心が込められた製品やサービスを評価し認定することで、その価値を世界に伝えていこうという取り組み。2015年に創設され、民間企業20社以上で構成された実行委員会が主催。外国人などの有識者らが審査する。
高尾ポテトシリーズは「焼き芋を超えたおいしさ」にこだわったスイートポテト。これまでにも「八王子手土産グランプリ最優秀賞」や「国際味覚審査機構(iTQi)優秀味覚賞3つ星」など、数々の賞を受賞している。
今回の審査は主に「おもてなし」と「グローバル」な視点で選考が行われた。自然な甘さに加えて香料や保存料、乳化剤などが無添加なことから健康志向の人へ贈りやすい点など、商品そのものや味の良さが高く評価された。一方で、「包装材の質感や説明表示を改善すると海外市場向けの印象が良くなる」などのアドバイスも受けた。
代表取締役の村上奈由理さんによると、インバウンド向けにパッケージデザインの改良を進めている途中だったという。「味にこだわってきた。(改良が)間に合えば最高金賞を狙えたかもしれない。非常に悔しい」と熱を込め語った。