小田原の老舗蒲鉾店「籠淸」の本店(本町3の5の13)で、文字だけを使って絵画のように描く「かくれ文字絵」を手掛けるアート作家の小林真澄さん(小田原市在住)と陶芸家の山本真郎さん(南足柄市在住)が、7月30日(水)まで作品展を開催している。入場無料、午前9時から午後5時まで。
作品展は店内奥にある畳敷きの二間を会場とし、小林さんと山本さんの作品約40点が展示されている。
小林さんは、3年前から同店駅前店のギャラリーで定期的に作品展を開催しており、山本さんと共同で展示を行ったこともある。今回、籠淸の石黒太郎専務からの依頼を受けて2人による作品展を行うこととなった。
本店は関東大震災で倒壊後、翌年に再建。昨年、再建から100年の節目を迎えて店舗部分の改装を行った。現在も地域に開かれた空間とするための準備が進む中、店舗部分の場所を一般に公開するのは今回が初めてとなる。
石黒専務は「初めての試み。いろんな人に見てもらえたら」と話した。