海老名駅東口のエレベーター付近に9月1日、農畜産物を販売するロッカー型自動販売機が設置された。冷蔵に対応しており、市内で生産された旬の野菜や花き、卵などが販売される。
これは、海老名市中野の就農者団体「いちご島ファーマーズ」(清水基美代表)と小田急電鉄(株)が共同で設置したもの。駅を盛り上げる方法について話す中で、無人販売から着想を得た自販機の設置を農家から打診。小田急も「まちづくりをする上で、地産地消を発信することには意味がある」と考え、実現した。
この自販機の中央には商品選択用のタッチパネルがあり、休止中には栽培時の映像が流される。完全キャッシュレスで、交通系ICカードやQRコード決済が使える。
海老名駅の斎藤賢三郎副駅長は「駅のポテンシャルを生かし、生産者と市民をつなぐ役割を担うことができれば素晴らしい」と期待を述べた。
自販機設置で中心的な役割を担った綾開さん(=人物風土記で紹介)は、「多くの方に使ってもらい、地産地消や海老名の農業に興味を持ってもらえたら嬉しい」と話した。