知ってた?実は身近なSDGs!
「SDGs」って、ニュースでよく聞くけど、なんだか難しそう…。そう感じていませんか?実は、横浜市旭区が開催する「旭区SDGs月間」は、身近に感じられるような取り組みなんです。

この取り組みは、子どもたちにとってより良い未来を残すために、区民みんなでSDGs(持続可能な開発目標)を身近に感じ、行動するきっかけをつくろうという想いから生まれました 。8・9・10月が旭区SDGs月間になっており、区内でSDGsの目標達成につながる行事・イベント・活動が多く行われます。
2015年に国連で掲げられた「誰一人取り残さない」という理念を、地域のお祭りや日々の活動に落とし込むことで、行政だけでなく、私たち一人ひとりが主役になれる仕組みになっています。
ごみ拾いや地域の夏祭りなど、普段から行っている活動も、実はSDGsの目標達成につながっているんですよ 。そして、この月間に参加すると、なんと旭区オリジナルのSDGsピンバッジがもらえます!
SDGsは、遠い誰かの話ではありません。私たちが普段から行っている、町内会の清掃や近所のお祭りへの参加など、小さな活動の積み重ねが、子どもたちの未来をより良いものに変える第一歩になります。
令和7年度 旭区SDGs月間について
https://www.city.yokohama.lg.jp/asahi/shokai/SDGs/sdgs-month/R7SDGs.html
1万2千人以上が住むマンモス団地
元々は、上川井町の人家が一軒もなかった場所――。
旭区の若葉台団地は、1973年に造成を開始し、1979年春に入居が開始。東京ドーム約19個分の敷地に分譲住宅や賃貸住宅が建てられ、「自然と都市機能が共存する理想のまち」横浜若葉台として、都市部への人口集中による住宅不足解消の一翼を担いました。
現在は1万2千人以上が住んでおり、マンモス団地として1つの街を形成しています。
猛暑避けて、秋に開催
団地への入居開始当時から、「子どもたちの故郷作りの一つ」として開催されてきた「夏まつり」。コロナ禍では中断を余儀なくされましたが、40回以上にわたり毎年の風物詩として親しまれてきました。コロナ前までは7月第4週の土曜日に開催されてきましたが、2024年からは猛暑を避けるために「秋まつり」として10月へ開催日を移動しました。
地元住民が設営・警備
秋まつりの特徴は”基本的にほぼすべて住民の手作りで行っている”ということ。
若葉台の連合自治会を中心に実行委員会を設置し、計画段階から実施、当日の警備に至るまで全て手作りです。模擬店も外部の業者を入れず、自治会や若葉台で活動しているサークルのみの出店。祭りの経費も、全て自治会・連合自治会の拠出金で賄っているとのことです。
- 原っぱに大量の模擬店が!
- 地元住民が警備
「毎年お待ちかね」の、まつりのラストを飾る打ち上げ花火。2000発以上の豪華ボリュームですが、7割以上が住民の募金で、残りも周辺にある企業からの協賛金となっており、
- まつりを開催するために、街が一丸となっています!
3万人が来場
加えてまつりの特徴として挙げられるのが、多くの人が里帰りしてくること。若葉台で生まれて巣立っていった子どもたちや若い世代も、まつりの日は団地に帰ってきます。団地の約人口1万2千人に対して、まつりの参加人数は3万人以上になるとのこと。
- さまざまな世代が楽しみ、交流できる場になるんですね!
まつりに潜入!
2025年は10月11日に開催されました。当日、多くの人でにぎわうまつりに潜入しました!

スーパーボールすくいに、多くの子ども達が集いました
祭りに参加した、団地在住の女性は「まつりに合わせて孫たちと会えて、一緒に楽しみました」と笑顔を見せました。
警備に携わった男性は「地域のお祭りに何か協力したいと思った」と話しました。
地元児童も出店
若葉台小学校3年2組の児童も、まつりに参加しました。
児童たちは、総合的な学習の時間で「若葉台の人口が減少しており、高齢化も進んでいる」ということを学習。「自分たちの力で若葉台を盛り上げたい!」「普段お世話になっている地域の方たちに恩返しがしたい」という思いから、秋まつりで梅ジュースを提供することに決めました。

児童たちが梅ジュースを直接提供しました

まつりを締めくくった打ち上げ花火
若葉台に誇りを
まつりを終え、若葉台連合自治会の菅尾貞登会長は「団地住民が高齢化しており、運営が大変だったが、各種団体の力を借りることができた。これから、若い人がもっと運営に携わるような自治会にしていければ」と語りました。

菅尾会長
運営に携わった「若葉台を盛り上げる会」の石川健司副会長は「『次の世代にも誇れる若葉台にしたい』という気持ちで、活動に取り組んでいます。イベントによって、街の雰囲気を良くして、人のつながりも作っていきたい」と意気込みました!

石川副会長


























