企画展「大山詣りと人々のくらし」
「川崎市大山街道ふるさと館」(溝口3の13の3)で現在、企画展「大山詣りと人々のくらし」が12月14日(日)まで実施されている。午前10時から午後5時。入館無料。
大山(伊勢原)は東京から近い場所にある信仰の山で、江戸時代では人気の旅先だった。当時の庶民は、大山街道(大山道)を歩いて参拝する「大山詣り」をレジャーとして楽しんでおり、その旅は一大ブームを巻き起こしたという。
実物の浮世絵「大山参詣日本橋之圖」も展示中
今回の企画展では、その大山詣りをテーマに、当時の旅の様子や、街道の発達に伴い発展した二子・溝口の宿場町の賑わいを紹介するものとなっている。
期間中は、当時の人々が旅行の際などに使用していた道具や衣類などが飾られるほか、生活の様子を描いた「浮世絵」約20点が写真パネルで公開される。
また、実物の浮世絵「大山参詣日本橋之圖」も現在展示中。担当者によるとこの絵は、「大山詣りをテーマにした、歌舞伎のワンシーンを描いたもの」だという。
記念講演も予定
また、2026年1月10日(土)から2月23日(祝)までは、企画展の後編も、同館で予定している。さらに、1月10日には、企画展の開催を記念した講演会「大山の歴史〜信仰と景観の移り変わり〜」が開かれる。
当日は、伊勢原市教育委員会専門員の諏訪間伸さんが登壇。大山信仰の移り変わりと、変わっていく大山山内や門前町について解説する。
時間は午前10時から正午(30分前開場)。参加費は700円(先着45人)。参加申込みや問合せは12月10日(水)から、同施設のホームページと電話で受付する。
ギャラリートークも
12月14日(日)、1月10日、1月16日(金)には、ふるさと館のスタッフが展示物について詳しく解説する、ギャラリートークを予定している(参加費無料・事前申し込み不要)。
企画展・記念講演に関する問合せは、大山街道ふるさと館044・813・4705。












