NPO法人はだの大日堂保存会(水野功理事長)が、蓑毛大日堂本堂の屋根修復のためのクラウドファンディングを開始しました。同会によると早急な修復が必要な状況で、6月末まで募集を行っています。
国登録有形文化財の大日堂、不動堂、地蔵堂、仁王門をはじめ、その内部に県・市指定重要文化財の仏像群を有する蓑毛大日堂。管理者である宝蓮寺(東島礼美住職)とともに、地域住民有志が組織する同会が後世に残すための維持・保全活動を行っています。
全体で数億の試算
かつて行われた専門家による調査では、大日堂内にある建物群は損傷が激しく、その全てが修復に急を要するという結果が出ています。修復費は建物1つにつき数千万円で、合計すると数億円規模になるという診断が下されています。
これを受け同会では、一般からの寄付や国・県・市・財団からの補助金や助成金を活用し、二王像や仁王門の屋根、本堂の建具などの修繕を進めてきました。しかし、急速な老朽化で本堂の屋根の雨漏りが2024年9月から悪化し、調査を依頼したところ「2年もつかわからない」という結果が出たといいます。
修復不能の可能性も
現在、本堂は屋根西側の2カ所に応急処置を施しています。同会では本堂はもとより、大日堂に安置されている重要文化財の仏像群の保護も含め、早急な修復のため初のクラウドファンディングに踏み切りました。4月8日から開始し、5月12日時点で目標額300万円に対し13人、11万1千円が集まっています。
「これまで文化財を守りたいという思いで手を尽くしてきましたが、自分たちだけでは限界があります。先延ばしにするほど工事費が高くなり、このままでは修復不能になる可能性もあるそうです。何卒、皆様のお力をお貸しください」と同会では話しています。












