藤沢市内各所から集めたタンスやみかん箱などを展示する「民俗資料収蔵品展 住まいの道具 ハコとタンス」が9月30日(日)まで藤沢市民ギャラリー(藤沢駅ルミネ藤沢店6階)の常設展示室で開催されている。
同展では明治時代から戦後の昭和時代にかけて実際に使用されていた住まいの道具77点を展示。市内で寄贈や収集されたたんすや箱が並ぶ。商売用に何が入っているかわかるように引き出しに文字が書かれているものや、昭和50年代ごろに流行していた人形を入れた玩具タンスなどが並んでいる。そのほかにも鉛筆をあまり使わなかった時代を象徴する硯や硯掛け、リンゴやミカンの箱、氷冷蔵庫などを見ることができる。郷土歴史課によると、問屋など商売に関するものが多くあり、タンスなどの大きめのものが納屋から発見されたという。
同展は「衣食住」をテーマに行われている展示の一つ。2年前には「衣」、昨年は「食」に関する展示を行い、今年が「住」。
郷土歴史課の担当者は「昔の収納家具をみて日頃の生活について考えてほしい。普段みることが出来ない道具もあるので、今の生活との違いにも気付いてもらえたら」と呼び掛けている。
同展は午前10時から午後7時(日曜日は午後5時まで)。月曜休館。入場無料。問い合わせは同課郷土文化推進担当【電話】0466・27・0101へ。