社会課題を捉え、解決に向けた糸口を提示する5分から15分程度の短編ドキュメンタリー作品を上映する「第1回 石垣島・湘南国際ドキュメンタリー映画祭」が12月22日(日)、複合型高齢者施設「マゼラン湘南佐島」(佐島1の14の1)で開かれる。前日の21日(土)には沖縄県・石垣島会場でも上映がある。
同施設で総支配人を務める元逗子市長で映画監督の長島一由さんが今回の映画祭の実行委員長を務めている。長島さんは、1年前に石垣島を訪れ、現地の高校生などに映画づくりの指導を行っていたという。ここでの完成作品に加えて、全国の映像作家に作品を募集した。主に次代を担う若者と知見豊かなシニア世代を中心に呼び掛けたという。
全35作品のエントリーがあり、湘南会場では1次審査を通過した15作品を上映する。
横浜駅前でギターを手にして路上ライブを行う二十歳のシンガソングライターに光を当てたものや、静岡県の高校生が沖縄県の普天間飛行場の代替地として名護市・辺野古で始まった海岸の埋め立てを伝えるジャーナリズム精神にあふれるもの。その他、癌を患う80歳の祖母の”生のかたち”に迫る作品、6人で共同生活を行う宗教団体に学生監督がカメラを向け、幸せとは何かを問いかける作品など、多彩なラインナップ。
当日はドキュメンタリーに造詣の深い東京藝術大学大学院教授の筒井武文さん、日テレラボシニアクリエイターの土屋敏男さん、長島さんの3人が最終審査員を務め、グランプリ作品を選出。観客賞も用意する。
時間は午後2時から6時。入場券は大人1000円、学生500円。マゼラン湘南佐島で販売している。
問い合わせは同映画祭事務局【電話】046・855・3071