藤野商工会青年部(神田光隆部長・部員26人)は、今年度創立45周年を迎えている。これを記念して”芸術のまち・藤野”を象徴する野外アート作品「緑のラブレター」をライトアップする事業「ふじのLOVE〜未来へひかりを〜」を、3月1日(日)から21日(土)まで実施する。神田部長は「藤野のポテンシャルをラブレターに光として灯すことで、地元の人に夢を与え、地域内外に藤野の魅力を伝えたい」と話しています。
藤野商工会青年部とは
同青年部は、1975年3月に若手後継者育成を目的に創立。以来、「個性と魅力ある地域づくりを目指す」ことを目標に、自然体験型カップリングイベント「山コンin藤野」の開催をはじめ、藤野ふる里まつりや藤野駅前のクリスマスイベントなどの地域イベントへの参加、機関紙「山ふじ」の発行など、様々な地域活動に積極的に取り組んでいます。
住民に還元できる事業を
創立45周年を迎えている今年度、昨年1月から「地域住民と一緒に、また住民に何か還元できる事業を行いたい」と、部員から意見があがり、芸術をコンセプトに取り組む藤野の象徴的な作品である緑のラブレターをライトアップする案が浮上。作者の造形作家・高橋政行さんも快諾して計画が進められました。
当初は、毎年12月に藤野駅前で行われているイルミネーションと同時期に、緑のラブレターにイルミネーションを設置して点灯することを計画していました。しかし、台風19号の影響で部員が復興支援ボランティアに従事したため延期。同部の設立月でもある3月から約3週間、点灯することを決定しました。事業の実行委員長を務める臼井聡さんは「台風19号で藤野地域には多数の被害が出た。地域住民が前向きになり、元気になれるイベントにしていきたい」と話しています。
3月1日に式典
緑のラブレターは、3月1日から21日までの18時から22時まで点灯する。1日は18時から藤野まちづくりセンターで、関係者を招き記念式典を実施する。神田部長は「先輩の努力のお陰で45周年を迎えられた。藤野の活力を光として灯すことで多くの人に伝えていきたい」と話しています。なお、神田部長と臼井委員長の今回の事業への思いが動画共有サイト・ユーチューブで配信されています。この動画は藤野商工会青年部のブログから閲覧できます。