新型コロナウイルスの影響も長引く中、綱島在住のミュージシャン・中間正太さん(34)が、鶴見川河川敷での青空ライブを実施している。中間さんは「一人でも多くの人に音楽を届けて、元気や勇気を与えたい」と話す。
青空ライブ
綱島に移住して8年になる中間さん。プロとして活動しながら、地元でのワンマンライブなども数多く開催している。”青空ライブ”のきっかけは、コロナ禍の活動自粛。ライブ開催などが制限され新しい音楽活動の形を模索する中、「縁あって出会えた人たちに、音楽を通して元気や勇気を届けたい」と三密を避ける青空ライブを着想した。週末を目安にゲリラ的に開催している。
『綱島サワーのうた』
特に思い入れがある楽曲は『綱島サワーのうた』。地域の人々との交流の場として通っていた飲食店「FATMAM」が発祥の”ご当地メニュー”を主題にした歌だ。「仕事の疲れや悩みも忘れて、笑顔になってもらいたい」と5年程前に制作した。先月には同曲の楽曲配信もスタート。一人でも多くの人の耳に届けようと、綱島にある店を一軒ずつ訪問し、その場で楽曲を楽しめるQRコードも配布している。FATMAMの店主・月岡輝行さんは「サワーに合ったいい曲。楽曲とともにサワーや綱島の存在を広めていってほしい」と中間さんの活動を後押しする。
夢はオリコンチャート入り。自身が活躍することで応援してくれた人々への恩返しを果たしたいと話す。「街で会っても頑張ってと励ましてくれ、僕も元気をもらっている。ライブが再開できたら街の人々を集めたステージを行いたい」と熱い思いを語った。