コロナ禍で各地の町内会関連の催しも中止が続く中、栗谷町会(伊藤重子会長)が作品展を企画。「くりやの杜の小さな作品展」と題し、須賀神社境内(栗谷3の18の5)のフェンスに10月4日(日)まで展示している。
栗谷町会では今春以降、盆踊りや運動会が中止に。伊藤会長は代わりに何かできないかと考え、初開催の作品展を発案。役員らも賛同し、会員や町内の子どもたちに向けて作品を募った。
密避け、屋外に
9月10日までの募集で集まった作品は、絵画や書道、俳句、写真など47点。草花を描いたものから、新型コロナの収束を願うものまで、多彩な作品が寄せられた。密を避けるため屋外での展示とし、雨風対策で一点ずつラミネート加工。9月19日、役員らが同神社の東側のフェンスに取り付け、安全のため周囲にはカラーコーンが設置された。
自らも水墨画と書道を出展した伊藤会長は、「皆さんの協力で形になり本当によかった。通りがけに見てもらって、明るい気持ちになってもらえたら」と思いを話す。中村龍一郎副会長は「初めての作品展だが、これをきっかけにまた企画してみてもいいのでは」と期待を込めた。
同町会では8月、夏の催しがなくなった子どもたちのために、カブトムシの幼虫のプレゼントも実施。来月24日には、同地区のこども文化センターが主催するハロウィーンイベントにも例年どおり協力予定だ。