ヨーゼフ・ボイスは「社会彫刻」と呼ばれる社会の中に機能する芸術の概念を生み出し、1960年代以降のアートシーンに多大な影響を与えた20世紀を代表する作家の一人。作品やアクションを通し、政治、経済、環境という社会的な問題について様々なメッセージを発信し続け、従来の近代美術を克服した。
ボイスのメッセージを再考する機会
カスヤの森現代美術館では、1994年の開館当初から企画展や常設コレクションを通じてヨーゼフ・ボイスを紹介。一連の経緯から、2020年5月に生誕100年を迎えるのを記念して普段展示されない作品やアクションの記録写真などを展示する。没後35年が経過する中、作品に触れることで導かれる思想や、未来の芸術のあり方を示そうとしたボイスのメッセージを再考する機会を用意する。
毎週、月・火・水が休館となっているのでご注意下さい。