県北最大級の夏祭りといわれ「かながわのまつり50選」にも選ばれている「上溝夏祭り」の開催中止が、このほど発表された。江戸時代から200年以上続く同祭りは例年、7月の最終土曜日と日曜日に実施。神輿と山車がまちを練り歩く姿は圧巻で市内外から多くの人が見物に訪れていたが、昨年に続き2年連続の中止となった。
同実行委員会は、昨年同様に1年延期となった東京五輪の開催期間と重なり祭りの警備体制を整えるのが困難であること、新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立っていないことを理由に挙げた。小林充明会長は「皆さまの安全確保を第一に考え、昨年に引き続き中止することとした。次回開催する際にはこれまで以上に盛り上がるお祭りにできるように準備してまいります」とコメントを寄せている。
新型コロナに配慮し、1月25日時点で既に中止が決まっている大きなイベントはほかに、毎年4月に行われる「相模原市民桜まつり」(代替案を検討中)、4月29日に開催予定だった「相模湖やまなみ祭」などがある。
なお、東京五輪の自転車ロードレース競技は、男子が7月24日(土)11時スタート、女子が翌日25日(日)13時スタート予定となっている。