自由に描かれた動物や人物像、極彩色の植物など―。宮前区役所の4階廊下の壁に、アート作品が飾られている。
障害者施設「みのり会」の常設展示
これらの作品は、区内の障害者施設「みのり会」利用者らが、約3カ月に1度作品を入れ換え、常設しているもの。
同会は、利用者らをアーティストとして捉え、アート活動を実施。コロナ禍前には、市民館ギャラリーや城南信用金庫宮前平支店、久地診療所などで展示会を行ってきた。同会の施設「セルプ宮前こばと」の食堂には壁一面に彼らの作品が飾られ、年に1度アートフェスタも行っている。作品はすべて購入可能。同会の絵画主幹・田代流生さんは「自由に描かれた作品が並んでいる。彼らが好きなことで稼げるようになるといい」と期待を寄せる。
バスケ・ブレイブサンダースの選手紹介にも使われる予定
なお、3月27・28日に行われるバスケットボール男子B1・ブレイブサンダースのホームゲームでは、選手紹介に彼らの書いた似顔絵が使われる予定。