「浦賀ドック」誕生から発展、街の変遷などを貴重な資料とともに振り返る企画展が、浦賀コミュニティセンター分館2階で開かれている。
国内最古級とされるレンガドックを含む施設の一部が今年3月、住友重機械工業(株)から横須賀市に無償寄付されたことを受け、浦賀行政センターが企画。同館のほか、市中央図書館や市自然・人文博物館が所蔵するドック建設当時の写真や進水式で配られた色鮮やかな絵葉書など、約100点を展示。
興味深いのは、昭和20年代後半に浦賀中学校の教員3人が、職工としてドックに入社予定の生徒に向けて作成したスライド教材「船の出来るまで」。戦後間もない造船所内の様子がつぶさに記録されている。
会期は5月30日(日)まで。時間は午前9時から午後5時。問い合わせはは同館【電話】046・842・4121