日展特別会員で厚木市内在住の画家、渡辺啓輔さん(89)の個展が6月3日(木)から8日(火)まで、あつぎアートギャラリー(アミューあつぎ5階)で開かれる。時間は午前10時〜午後6時(最終日午後4時)、入場無料。
渡辺さんは、新潟県長岡市生まれ。武蔵野美術学校卒業後、故・小絲源太郎氏に師事。公募「厚展」の創立にも携わっている。作品は、故郷や長野県の棚田や稲架木など、画家目線で捉えた残しておきたい原風景を描いている。温かみのある色調の作品は、「自然への深い愛情が綴られている」と評されている。
厚木市での個展は3年ぶり2回目。会場では、120号の大作から小品まで40余点の自選作品と新作が展示される。
新型コロナにより自粛が続くなか、渡辺さんは「気持ちがふさぎ込んでいた」と言い、個展の開催は苦しい状況を乗り切る心の拠りどころだった。会期初日を目前に控え「目標を持って取り組んで、ようやく開催にこぎつけることができました。楽しみです」と話していた。
問合せは【電話】046・225・2510あつぎアートギャラリーへ。