ツツジやバラ、アジサイー。箱根町内の美術館やホテルなどが連携して、「#花咲く箱根」を共通テーマにSNSで発信している。通常はそれぞれに施設紹介や見どころ、キャンペーンなどを配信しているが、連携して箱根全体の魅力を発信していこうという新たな試みだ。
参加しているのは、集客事業の連携や情報共有などを目的に活動する「箱根プロモーションフォーラム」の会員企業や団体ら。連休前の4月下旬、新型コロナによる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などで積極的に誘客しにくい状況下、同フォーラムの「来れないからこそ今の美しい箱根を紹介しよう」との呼び掛けに応じた。
参加施設等のSNS(ツイッター・フェイスブック・インスタグラム)フォロワー数は合計で約25万に上る。事務局の中嶋順さんは「箱根はまだ厳しい状況が続いているが、コロナが収束したら行きたいという声もいただいている。箱根ファンに届けたい」と話している。共通SNSの発信は秋ごろまで続ける予定だという。