南太田のガラス作家 大槻洋介さんらの作品を展示
南太田のガラス作家、大槻洋介さんらの作品を展示する「伝統工芸諸工芸展」が日本橋三越本店本館6階=東京都中央区=で7月7日から12日まで行われる。主催は公益社団法人日本工芸会。入場無料。
大槻さんは多摩美術大学を卒業後、金沢工芸大賞コンペティション、神奈川県美術展などの作品展で数々の賞を受賞している。2004年に南太田に大槻ガラス工作工房を設立。吹きガラスとカットグラスによる器や照明作品や建築空間における光のガラスオブジェ、ガラスの表札や看板を制作する。
七宝、ガラス、硯、砡など
同工芸展は日本に古くから伝わる七宝、ガラス、硯、砡などの技法の保護保存と後継者の育成が目的。文部科学大臣賞を受賞した、大槻さんのガラス鉢「彩りの記憶」などが展示される。
大槻さん以外の授賞作品は次の通り(作者は敬称略)。
- ▽東京都教育委員会賞「温陽硯」雨宮彌太郎
- ▽朝日新聞社賞「截金飾筥『光ほのか』」藤野聖子
- ▽三越伊勢丹賞「省胎七宝器『秋の朝』」種澤有希子
- ▽日本工芸会賞「硝子絹糸紋足付組鉢」安達征良/「瑪瑙器『黄昏』」河野すゝむ/「砂子風釉炉先屏風」長岡達雄/「泥釉七宝壺『秋さくら』」法澤眞知子
午前10時から午後7時(12日は5時)まで。問い合わせは同店【電話】03・3241・3311。