国民的人気アニメ『機動戦士ガンダム』のオリジナルデザインのマンホールが小田原市に設置される。新たな観光スポットとして注目を集めそうだ。
機動戦士ガンダムは、1979年にテレビ放映が開始されたロボットアニメ作品。現在もシリーズ作品が発表されるなど、世界中に熱狂的なファンを持つ。
同シリーズの商品を手掛けるバンダイナムコグループが世代を越えたガンダムファンとの絆を表すため、オリジナルデザインのマンホールを設置する「ガンダムマンホールプロジェクト」を企画。同作品の生みの親である富野由悠季(よしゆき)さん(79)が小田原市出身であることから、第1号として7月17日に小田原市に寄贈された。
絵柄は作中で主人公アムロが操るモビルスーツ「ガンダム」と、そのライバルのシャアが搭乗する水陸両用の「シャア専用ズゴック」の2種類。小田原城や小田原漁港のちょうちん灯台も描かれ、小田原独自のデザインが特徴となっている。
7月31日(土)まで小田原城天守閣で特別展示(天守閣入場料が必要)したあと、8月1日(日)から「ガンダム」はダイヤ街商店街内に、「ズゴック」は小田原漁港に設置される予定だ。
寄贈に併せて富野さんは「小田原ふるさと大使」に就任した。大学卒業後に虫プロダクションに入社し、TVアニメ『鉄腕アトム』などの演出のほか、監督として『機動戦士ガンダム』など多くの作品を手掛けてきた。「SFの世界観を描く時にも、その元に小田原があった」と故郷への思いを語った。
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