今年9月末に閉館した京急油壺マリンパーク(三浦市)にあった標本などが、観音崎自然博物館(鴨居)に譲渡され、11月9日から館内で展示されている。
移設された標本は5体。走水沖で発見された全長4mほどのダイオウイカをはじめ、大津漁港で捕獲された貴重なダイオウイカの幼体など。中にはマリンパーク館内の写真撮影場所としても人気のあったマンボウの原寸大レプリカ標本も含まれる。イモリやサンショウウオといった小型の水辺生物も博物館内で元気に”セカンドライフ”を過ごしている。
閉館に際し、複数の水族館や博物館から受け入れの申し出があったが「地元で社会教育の教材や学術的に活用してくれる場所に」と、同館へ引き継がれたという。
開館は午前9時から午後5時(最終入場4時30分)、月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料大人500円。