ハンドベルの自動演奏ロボット
可愛らしい音色で、師走の駅に彩りを――。県立向の岡工業高校(川崎市多摩区堰)の放送部の生徒が手がけたハンドベルの自動演奏ロボットが12月13日から、JR武蔵溝ノ口駅で利用者を楽しませている。20日(月)には久地駅にも設置される予定だ。
音楽室に眠っていたハンドベルを再利用する形で、2015年に制作されたロボット。NHK杯の県大会・研究発表部門で優勝した作品で、以来地域貢献として毎年この時季に両駅に設置している。
ベルの数や曲目を増やすなどアレンジを加え、後輩たちが引き継ぐ。ハンドベル演奏を見たことがきっかけで同校に入学した生徒もいるという。部長を務める鈴木愛美さん(3年)は「2021年は飾りも豪華。少しでも興味を持ってもらえたら」、副部長の吉井翔大さん(3年)は「帰るときなどに楽しんで聞いてもらいたい」と話している。
クリスマスソングなど23曲を演奏
ロボットはクリスマスソングなど23曲を演奏し、曲の入れ替えも。
武蔵溝ノ口駅は午後3時から7時半、久地駅は5時半〜7時半に設置。いずれも12月24日(金)までの予定。