横須賀市観光協会ほかで構成する横須賀集客促進・魅力発信実行委員会は、アニメの力で地域に人を呼び込む新プロジェクトをスタートさせる。1月7日(金)に放送が開始される横須賀が舞台の一つのTVアニメ『スローループ』とコラボレーション。市内各所で作品キャラクターをARで出現させるほか、飲食店が関連メニューを提供するなどして周遊を促す。
ARキャラ出現、コラボグルメも
『スローループ』は、漫画家のうちのまいこさんの作品。釣りを楽しむ2人の女子高生を主人公に、海や自然を相手にスローな生活を楽しむ姿を描いている。作中に横須賀を特定する記述はないが、連想させる場所や建物がいくつも登場する。
コラボ企画では、市内13カ所に16種類のアニメキャラクターをARで出現させる。”聖地巡礼”と呼ばれる作品に描かれている光景をファンなどが追体験する、ゆかりの地めぐりにつなげる狙い。横須賀の風景とアニメキャラクターを一緒に撮影してツイッターに投稿すると、抽選で景品がもらえる仕掛けで広く周知を図る。
市内29の飲食店が参加するグルメ企画「YOKOSUKA,Sキッチン」も展開する。同作品からイメージしたオリジナルメニューを各店が開発。魚料理、カレー、スイーツなどがあり、注文した人にオリジナルランチョンマットをプレゼントする。このほかにタペストリーや木札ストラップなどのコラボグッズも販売。スカジャンの商品化も予定している。
アニメ放送はTOKYO MXほかで毎週金曜日の午後10時30分から。
声優で出演、地元出身の井上さん
横須賀出身の声優、井上ほの花さんが二宮藍子役で出演する。
「横須賀は美しい海と山に囲まれた素敵な場所。私も小さな頃からこの自然の中で遊んできました。コラボ飲食店には知っているお店もあり、ワクワクしています」とコメントしている。