2021年9月、惜しまれながら53年の歴史に幕を下した京急油壺マリンパーク。あれから約4カ月が経とうかという1月24日、その跡地に「京急油壺温泉キャンプパーク」がオープンしました。一部の建物や広場、ビオトープなどはほぼそのままに、全3種12区画のキャンプサイトを整備。たき火やバーベキュー、ドッグラン、ポニーとのふれあいなどのアクティビティも用意されているそう。はたして、内部はどうなっているのか?レポートします!
オープン直後のキャンプパークに潜入!
元マリンパーク入場口が、総合受付やレンタル品の貸し出しなどを行う「ゲート棟」です。いつの間にか、お馴染みのあの看板は撤去されてしまいましたが、ここを通るとやっぱりわくわくしますね。
敷地内に入って右にまず見えるのが「炊事場(一時避難場)」。レストランだった広い建屋は、キャンプやBBQ用の水回りに変身。テーブルも完備されていて、急な雨や強い風などの際はここで食事をとることもできるそうです。
以前はヒーローショーなどが行われていた屋外にある「なぎさのステージ」。その目の前には5つのオートキャンプサイトがあります。ちょうど1台のワゴン車が芝生横まで乗りつけてテントの用意をしているところでした。
そのほか、通常のキャンプサイトが6区画。眼前の相模湾、天気に恵まれれば雄大な富士山や夕日を望む絶景が広がっていて、開放感抜群です。ちなみにそれらの区画は、イルカやホタルなどマリンパークで飼育展示されていた生きものたちの名前がそれぞれ付いています。
2頭のポニーをひとり占め!?なモンゴルサイト
敷地の一番奥にあるのは、「モンゴルサイト」。なんと、ここでは2頭のポニーと一緒に宿泊できるのです!ルンちゃん・ナギサちゃん親子のもふもふしたかわいい姿を見ているだけで何とも癒し効果が…。
しばし取材を忘れ、のんびりと草を食む様子をボーっと眺めてしまいました。なお、用意されているテントは見た目よりも広々としていて、ファミリーにもばっちりです。
テントやタープ、ランタンなどは有料で貸し出しOK。また、キャンピングカー&車中泊スポット予約アプリ「カーステイ」を運営するカーステイ株式会社と連携して、マリンパークの元駐車場の一画に車中泊が可能なスペース(RVステーション)の整備もされていて便利ですね。詳しくはホームページを確認ください。
なお、園内は午前10時から午後4時に限り、ビオトープや展望台、みうら自然館などが公園として無料で開放されていますので、散歩にもおすすめです。
絶品!ホテルシェフ考案パスタに舌鼓
キャンプパークの駐車場では、同日に「キッチンカー DE パスタ」がオープンしました。
コンセプトは、豊かな自然に囲まれたアウトドアでホテルシェフの本格パスタを手軽に楽しむ―。観音崎京急ホテルのシェフがサザエ等の地元の新鮮な食材を活かして作るパスタソースを使用して、キッチンカーでパスタを低価格で提供します。
メニューはサザエの肝入りクリームソースパスタ、小海老のトマトソース、牛スジ肉のラグーソース。サザエパスタは肝のほろ苦さもあってとてもおいしかったです!
そばの飲食スペースで食べてもよし、「テイクアウトして胴網海岸やキャンプパーク内で富士山や海の絶景を楽しみながら食べていただくことも可能です」とのこと。
さまざまな楽しみ方ができるキャンプパーク。あなたはどう遊びますか?