3月13日から使用開始予定
JR南武線武蔵小杉駅の上下線ホームに2月1、2日、南武線の駅では初となるホームドアが設置された。今後、テストや調整等を重ね、3月13日(日)から使用が開始される予定。
ホーム上で電車と乗客の接触事故や、線路への転落などを防ぐホームドア。同駅では、南武線の6両編成の車両ドアに合わせて上下線ホームに計50のホームドアを設置した。ドアの高さは1・2メートルで、ドアが横にスライドして本体に収納する。利用開始は3月13日から。
JR湘南新宿ラインや東急東横線など、複数の路線が乗り入れる武蔵小杉駅。南武線ホームは南武線口から横須賀線へ向かう乗客のルートにもなっており、朝夕の通勤通学ラッシュのピーク時にはホーム上が混雑し、安全面からホームドアの設置が望まれていた。JR東日本と川崎市は早急な安全対策に向けて両者で協議し、2020年度から整備に向けて動いてきた。
総合的に決定
JR東日本の担当者は「駅の利用者が多い点や列車の運行状況などを総合的に検討し、南武線で初めてとなるホームドアを武蔵小杉駅に設置することができた。ホームドア設置後も、駅員らによる声掛けや見守り、構内放送などを通し、安全に利用できるよう努めていく」と話した。
川崎市は一日の利用者が10万人以上の駅にホームドア導入を促進するため補助金を出す取り組みを行っている。東急東横線・武蔵小杉駅は、15年に市の補助を受けてホームドアを設置している。