最近は「大盛りブーム」。そんな中、「六角橋に大盛のカレー店がある」と聞いて大盛りが大好きな記者が訪れたのが「咖喱味庵」。行ってみると、予想通り、いや予想を超えるものでした。
「ふつうのカレー」なのか?
東急東横線白楽駅、六角橋商店街から徒歩数分の場所に2021年11月にオープンしたカレー専門店「咖喱味庵」(カリビアン)。大きな路地から1本脇に入ったところにありますが、迷わず行けました。店の外に掲げられているタペストリーには「日本人がイメージするふつうのカレー店」と書かれていました。大盛店らしくない、「ふつうのカレー」が気になりますね。
いざ店内へ。入るとすぐ券売機があります。店外にあったメニュー看板でひときわ目立った「ビックリチキンカツカレー」(並900円、大1,100円、メガ1,400円)が食欲をそそります。せっかくなら「メガ」に挑戦。券を購入し、カウンターに置いて待つこと数分。目の前に現れたのは「ふつうのカレー」という言葉を超えるものでした。
分厚いキチンカツが皿を覆うように乗っかり、ご飯もカレールーも見えないほど。肝心の味はカツはサクサク、カレーは食べ慣れた味。ここで意味が分かりました。確かにこの味は「ふつうのカレー」と言えます。
- 味にクセがないだけに、この量でも食べ続けられます。食べ終わると、お腹いっぱい、幸せな気分に。
女性に好評の「野菜カレー」
近隣は神奈川大学があり、学生には満足できるメニューですね。しかし、店内を見回すと女性の姿も。女性がこの量を食べるのは大変では?と思っていると、女性の席に運ばれていたカレーにはカツや肉の姿がなく…。これは「野菜カレー」。
- お店の方によると、女性からの要望もあって取り入れたメニューだとか。
大きめのナスやブロッコリーが入っています。ナスの甘みとトマトの酸味のバランスが良いと評判で、週に2、3回通う人もいるそうです。
テイクアウトで出来たてを家でも
並から大盛、メガ盛もあることで、それぞれのお腹に応じたカレーが食べられます。カレー通からは「一度食べたらクセになる」との声も出ており、人気店になりそうな予感。もちろん、テイクアウトにも対応しています。事前に電話連絡すれば、待たずに受け取れるので、このボリュームを家でも味わえます。