小田原市栄町のゲストハウス「ティピーレコーズイン」を営む内田佑介さんらが、小田原の魅力的なスポットを紹介する「ティピーのおだわらローカルマップ」を制作した。インバウンド対策のための助成金を充て、日本語版1000部のほか英語版を500部印刷したという。
マップは、小田原駅周辺はもちろん、御幸の浜海水浴場から緑町駅付近までの範囲をカバー。「宿泊業を営む中で知った本当にいいなと思うスポットを約40カ所紹介した」と内田さんは話す。
制作のきっかけは小田原を訪れた人の声。「駅を降りるとチェーン店が目立ち、どこに行けば良いか分からない」。これでは小田原の魅力が伝わらないと、まずはまちの調査から始めた。「満足のいくものをつくろう」と、完成までに約3年間かかったという。
デザインは、同ゲストハウスでスタッフとして働いているデザイナーの奥津瑠里子さんが担当した。手に取ってワクワクすることを大切に、親しみやすいイラストやフォントを使い、「小ネタをはさみながら」まちの魅力を伝えている。
制作秘話を語るトークイベント
内田さんらがマップ制作の背景を語るトークイベントが3月6日(日)の午後2時から、同ゲストハウスで開催される。「庭で行うので暖かい格好でお越しを」と呼び掛ける。詳細はFBページ「Tipy records inn」。