「アジアンフェスタ」4月16日~30日
「アジア交流音楽祭」4月23日・24日
川崎駅周辺で3年ぶりに「アジアンフェスタ」(4月16日(土)から30日(土))と、「アジア交流音楽祭」(23日(土)、24日(日))が開催される。直近2年間はコロナ禍で中止を余儀なくされたが、定着してきた春の風物詩を絶やしてはならないと、感染症対策を実施したうえでの開催に踏み切った。
かわさきアジアンフェスタは、アジアの飲食店や多様な文化が密集する土地柄を生かして地域活性を図ろうと、2006年から川崎市や、地元商店街、商業施設らが企画。例年、中国、台湾、韓国、タイ、インド料理など地元飲食店やアジア雑貨販売の屋台が並ぶ。
屋台の出店はなし
2022年は密を避けるため、屋台の出店はなく、16日から30日まで、アジア系飲食店や商店街、商業施設を巡る、スマートホンを使ったスタンプラリーを実施する。参加店は42店舗。期間中に商品購入や飲食した後に、レジ横などに設置された二次元コードを読み取り、スタンプを獲得する。
音楽祭ステージもスタンプスポット
23、24日には音楽祭ステージもスタンプスポットになる。集めた数により、食事券、買い物券、宿泊券などの賞品に応募できる。同フェス実行委員長の武藤聰宏さんは「皆さんに楽しんでもらうとともに、コロナ禍で苦しむ飲食店の一助にもなればと思う」と期待を込める。
音楽のまち・かわさきアジア交流音楽祭は2005年に「日韓友情年2005」の記念事業としてスタート。アジア各国の民族音楽や舞踊など、普段、触れることの少ない音楽や楽器、パフォーマンスなどを身近に感じる絶好の機会となっている。
無料コンサートステージは6カ所
無料コンサートステージは、アトレ川崎、川崎競輪場、川崎駅東口駅前広場、川崎ルフロン、銀座街、銀柳街の6カ所。2日間で56組のアーティストによる、65ステージが披露される。同音楽祭実行委員長の高橋重明さんは「開催できなかった2年分の思いも込めて、川崎駅周辺を盛り上げていきたい」と意気込む。