下九沢在住のフォトグラファー、村田孝さん(アナログ写趣団ひとり)の写真展「相模川の小倉橋物語」が5月18日(水)から23日(月)まで、もみじホール城山(久保沢2の26の2)のギャラリーで開催される。
「あなたも小倉橋のルーツを探ってみませんか」と呼びかける写真展では、村田さんがこれまで撮影してきた新・旧小倉橋の写真を約45枚展示。それぞれの時代の小倉橋を堪能することができる。
写真展に向けて村田さんは「作品は恥ずかしいものですが、機会を見つけて皆さんに見て頂き、記録の必要性を感じ取ってもらえれば。さらに、同じ思いで写真を撮ってもらえたら大変嬉しい限りです」と話す。
記録のために撮影
村田さんは1977年頃から津久井湖や相模川の風景写真を撮影してきた。82年に津久井湖城山ダムの水門修理工事のため湖水を放流した際に、湖底にかつての集落跡を見つけたことから記録性を重視した写真の必要性を感じたという。「ちょうどその頃に宮ケ瀬ダムの建設工事が始まろうとしていました。数年後、宮ケ瀬ダムが完成して、宮ケ瀬地区は湖底に沈んでしまうと、人々から忘れられてしまうのではないかと思いました。それならば記録を写真に残して、後世に伝えていく必要性があると感じました」と村田さん。それ以後は、宮ケ瀬ダムの工事の推移や宮ケ瀬地区の移り変わり、相模原市北部やJR相模線などの撮影を続けている。
写真展は午前9時から午後5時まで。入場無料。詳細、問い合わせは同ギャラリー【電話】042・783・5295または、村田さん【携帯電話】090・3814・9220へ。