大和市内福田に本社を構えるイースタン技研株式会社(河西敦博代表取締役社長)は、1970年の創業以来、「工販一体」「複合技術」を強みに、国内外およそ7500社の製造現場を支えてきた。開発部門と営業部門が一枚岩で顧客のニーズに応える工販一体の姿勢。そして、機械・放電加工など半世紀以上にわたって集積した幅広い技術で顧客のニーズを叶える複合技術の姿勢は、令和の現在も一貫して変わらない。
社会の経済的発展の一方で、損なわれていく地球環境からの警鐘を受け、同社ではSDGsへの取り組みを事業の中で続けてきた。
製品の一例
国内有数のワイヤーカットによる放電加工技術を誇る同社。ワイヤーカットでの放電加工は水中で行われるため、塩化物イオンなど錆を発生させる物質が存在する。そこで同社はこれを防錆イオンに変換する装置「サビーナ」を開発した。
また、加工の際に発生する水中の削りかすをろ過するフィルターを鉄製のケースから分離可能にした「サイクラー」は、製品リサイクルや金属資源のリユースに大きく貢献。SDGsが常識となった今、これら「環境ECO製品」の果たす役割は大きいといえる。
かながわSDGsパートナーの認定を早期に受けた同社は、地球環境に思いを馳せながら、事業を展開していく。