10月15日・16日@幸区役所周辺
幸区民祭が10月15日(土)・16日(日)、3年ぶりに幸区役所周辺で開催される。感染症対策として食べ歩きや座り込んでの飲食をなくすため、飲食可能な休憩スペースを増設する。一方で、例年通りのステージ出演、出店数を維持する方向で準備が進む。
幸区民祭は例年10月に開催。ゆめ広場ステージでのダンスパフォーマンス、幸市民館での歌と踊りの披露や作品展示、出店などでにぎわい、2日間で10万人以上が訪れる一大イベント。過去39回行われてきたが、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年、21年は中止となり、3年ぶりに実施される。
5月18日に発起人にあたる幸区民祭世話人会の会合で、開催の方向性が示された。その後、町内会や商店街、地域団体などによる実行委員会が組織。7月21日の会議で実施を決定。今後、まん延防止措置などが発出されない限り行うとしている。
飲食・展示など出店数は例年通りの70店を維持
計画によると、飲食や物販、展示・啓発などの出店数は例年通りの70店の規模を維持。飲食については1店舗1品、テントは1張、大声での呼び込み禁止など厳しい参加条件が付けられた。
飲食可能なスペースは感染対策をとり、駐車場内に限定したうえで座席を増設。例年、課題であった座り込んで飲食する人による動線の障害や、食べこぼしなどの衛生面の解決も図る。
中川潔実行委員長は「この2年間、行えなかったことで、人と人が出会う場を作ることが大切だと実感している」と開催意義を強調する。
リレーカーニバルも実施
区民祭開催を受け、幸スポーツセンターでの「スポセン祭り」、さいわい健康福祉プラザの「プラザ祭り」も同時開催される。区民祭協賛事業の幸区の秋の風物詩「リレーカーニバル」も3年ぶりに10月2日(日)に実施されることが決定。感染状況を考慮し、競技を5種目に限定して行われる。