宮前区内の名所ちりばめ
「宮前」の名を冠した新しい音頭「宮前ドドンパ・夢音頭」がこのほど完成した。区内在住の作詞作曲家・長谷川弓子さんが制作し、区文化協会会長で演歌歌手の松井夢二さんが歌う。今後各地で披露していく予定。
かわさきFMのパーソナリティ長谷川さんと
演歌や歌謡曲のメジャー曲を多数手掛け、かわさきFMのパーソナリティを務める長谷川さん。同局で番組を持つ松井さんとラジオ局で出会い、ご当地音頭を作ろうと意気投合。SNSで同企画とともに「区の名所を教えてほしい」と書き込んだところ、多数のコメントが寄せられた。長谷川さんと松井さんは、ともに宮前区に住んで36年になるが、「コメントには初めて聞くような場所も多かった」といい、実際に武蔵野音頭の碑や飛森谷戸、馬絹古墳などに足を運んで作曲の参考にした。水沢のひょうたん池では、愛好家とみられる人が親切丁寧に解説してくれたという。
曲の歌詞には、宮前の見所や地名などがちりばめられている。作詞作曲は「2週間ほどですんなりとできた」と振り返る長谷川さん。「古い概念にとらわれず、昭和歌謡のように、これから百年歌えるようになるといい」との思いを込め、長谷川さんの自宅兼スタジオで松井さんの歌をのせて収録、手直しを重ねて完成した。
9月15日のチャリティコンサートで披露
完成した曲は、「今後CDとして形にし、踊りなどもつけていきたい」と松井さん。かわさきFMの2人の番組で流すほか、9月15日に予定している松井さん主催の宮前市民館大ホールでのチャリティコンサートで披露する。
問い合わせは松井さん【携帯電話】090・8454・6573。