小田原鉄道歴史研究会がこのほど「鉄道スポット発見キャンペーン」の実施を発表し、9月28日(水)から西湘地区の鉄道スポット(遺跡・見どころ・人気スポット)を公募する。同会が10年ほど前に認定した50カ所の鉄道探訪スポットを、100カ所に増やすキャンペーンで、2025年夏までに50カ所を新規認定していく。キャンペーン実施にあたり、シンボルマークを小田原城北工業高校のデザイン科に依頼した。
テーマは「地元の鉄道の話題を 郷土のひとびとに」。同会の鈴木英生さんは「この地域には鉄道の話題がたくさんある。これをきっかけに、地域の人が盛り上がってくれれば」と話す。
現存する鉄道施設から、当時の技術や歴史を回顧できる跡地まで幅広く受け付ける。100カ所認定後は、スポットをまとめた冊子を制作予定だ。「観光客が冊子を見て、歴史に触れながら回ってくれれば」と期待を込めた。
既に認定済みのスポットの応募も可。「そこにまつわる個人的なエピソードなどを添えていただければ冊子に載るかもしれない。地域の人を巻き込んで作り上げたい」と意気込みを話した。
応募書式等の詳細は28日に同会のHPで公開される。問い合わせは鈴木さん【電話】090・2426・4214。