中丸町内会(島田恵会長)が2018年から実施しているシャトルバスを活用した移動支援。その取り組みがこのほど、神奈川県社会福祉協議会老人福祉施設協議会が主催する第20回かながわ高齢者福祉研究大会で発表され、地域共生社会部門の分科会で優秀賞を獲得した。発表者は、社会福祉法人若竹大寿会の職員で今年3月まで六角橋地域ケアプラザで地域交流コーディネーターを務めていた原島隆行さん。同地区で移動支援を行う際にコーディネーター役を担った。
中丸地区の移動支援は、バス路線の廃止に伴い、買い物へ行くにも不便な地域住民が多いことから中丸町内会が声をあげ、これに地域ケアプラザやデイサービスを展開するハートテックが協力する形で開始。現在は、月1回イオンスタイル東神奈川を往復するルートで運行されている。
島田会長は「5年間継続してきた取り組みが評価されて嬉しい。これからも地域住民のニーズに寄り添っていきたい」と感想を話す。