「次世代へつなげ！湘南サウンド」をテーマに、２月12日（日）、茅ヶ崎市民文化会館小ホールで「第２回CHIGASAKI BAND STAND」が開催されます。
これは、コロナ禍で活動の場がなくなった地元の音楽家らがライブパフォーマンスで地域に元気を届けようと企画した音楽イベントです。創立34年目の吹奏楽団のホーンセクションや高校生バンドなど10組が出演し、ロックやカントリー、昭和歌謡などの演奏を繰り広げます。Musicコミュニティ音Ｃ魂（おとしだま）主催。
実行委員長の綾和也さんは「湘南サウンドを次世代へつなぎ、茅ヶ崎の音楽文化を盛り上げていきたい」と意気込んでいます。
午後１時開場、２時開演。入場料1,000円（高校生以下500円）。子どもたちによるまちづくり活動の提案発表と「激レア」ギターが当たる抽選会も。
出演団体は次のとおり
- 午後２時〜２時30分 THEチンパン探偵
- 午後２時40分〜３時10分 MEDIA
- 午後３時20分〜３時50分 カントリーダンスTWINKLE
- 午後４時40分〜５時30分 湘南工科大学附属高等学校軽音楽部
- 午後５時40分〜６時10分 ティンカーベル
- 午後６時20分〜６時50分 The14th Moon
- 午後６時50分〜７時 ADAのホーンセクション図
問い合わせは実行委員会【メール】chigasaki.bandstand@gmail.comへ。
湘南サウンドの灯、燃やす
音楽イベント「CHIGASAKI BAND STAND」の実行委員長を務める綾 和也さん【十間坂在住 63歳】は、2021年１月に第１回を開催して盛況を収めました。２回目の今年は高校生からシニアまで出演バンドの数と年齢層を拡大。10組がロックや昭和歌謡などの熱いライブを届けます。「音楽甲子園のような、若者たちが出場を目指すイベントに育てていきたい」と語ります。
綾さんは、国内最大のカントリー音楽フェスに出演実績がある妻・喜子さんに誘われ、2016年にバンドThe14th Moonを結成。ギターで茅ヶ崎ジャンボリーやユニバーサル音楽祭などに参加しています。
香川県出身の綾さん。14歳のとき、英国バンドのディープ・パープルに衝撃を受けました。高校時代は後に爆風スランプのリーダーとなるファンキー末吉さんら友人とバンド活動。大学卒業後、コミックバンドとしてメジャーデビューしたがヒットに恵まれず、音楽業界のスタッフに転身。歌手や俳優のマネージャーを務め、テレビ・ラジオの宣伝に奔走したそうです。
４年前に逗子から移住。茅ヶ崎市内のライブハウスにも足繁く通ううち、音楽活動が盛んな茅ヶ崎に魅力を感じたこが転居のきっかけになりました。
ところがその直後にコロナ禍に。「湘南の音楽の灯を消したくない。ならば、自力で演奏の場と機会を作ろう」と思い立ちました。
ＣＤの収益を寄付するなど保護犬猫の支援活動にも力を注いでいます。４年前、日本外務省の計らいでカントリー音楽の聖地である合衆国テネシー州ナッシュビル市を訪問しました。テイラー・スイフトらスター・シンガーを輩出した名門カフェのステージに立ちました。「空港から街のいたる所で音楽を奏でていた」と、茅ヶ崎のナッシュビル化を描きます。
