「わたしの記憶が あなたの記憶とかさなり まちの記憶となっていく」-。里山フォーラムin麻生と麻生市民館が主催する「わたしのまちのホッとする風景写真展」が2月13日から、麻生市民館ウォールギャラリーで始まった。期間は3月7日(火)まで。
過去3年以内に撮影された「今編」の写真と、麻生区や近隣で撮影された1955年ごろから2003年ごろまでの「昔編」の写真を公募、展示する同写真展。今回で17回目。
今年度は、昨年10月から募集し、約150点が集まった。今編では、新年恒例のあさお古風七草粥の会や、浄慶寺の羅漢像、麻生川の桜、新百合ヶ丘の紅葉の風景など、四季折々の麻生区の風景の写真が並ぶ。一方、昔編では、万福寺や黒川にあった牛舎や鶏舎などのほか、開業間近の小田急多摩線、片平や古沢の田畑の風景写真が展示されている。加えて、新たな試みとして取り組んでいる「定点撮影企画」として寄せられた、白根耕地(現在の麻生水処理センターなどが建つ場所)、修廣寺、勝坂(千代ケ丘)の今昔写真も解説付きで紹介されている。
同事務局の石井よし子さんは「地元の風景、風土に思いをはせて見ていただければ」と話している。問い合わせは、石井さん【電話】070・6426・6123。