横須賀で初開催の「高校ストリートダンスグランプリ2023」の決勝大会が3月19日(日)、横須賀芸術劇場大劇場で行われる。30チームの出場枠を掛けた予選が1月と2月にあり、地元勢として県立横須賀大津高校のダンス部「O2」が権利を手にした。
予選で大津は37人の部員全員でステージに立った。発表の機会はこれまで何度もあったが、競技として評価を受けるのは初めての経験。アクロバティックな動きを取り入れた最新のダンスやストーリー性を持った芸術作品のような舞台を次々と見せられ、他校のレベルの高さに度肝を抜かれた。「正直これは無理かも、とあきらめていたが残ることができた」と副部長の水村航太さん。この日を境に同世代に負けたくない感情がチームに芽生え、一人ひとりのダンスに対する姿勢が変わっていったという。
「緻密な構成の中に各人の自由な表現を織り交ぜ、個性を浮かび上がらせるのが大津流」とコーチを務める同校卒業生のMEIさん(20)。本番を前に練習は一層熱を帯びている。
決勝大会は午後1時30分開演。観覧料金ほか詳細はホームページ(【URLhttps://www.dancedelight.net/event/)を参照。