麻生区の区制40周年記念として制作された絵画「麻生区100人の貌(かお)」が麻生市民館2階ロビーの麻生図書館前に展示されている。
区民から作品募集
同作品の制作にあたり、麻生区は2022年9月1日から12月15日まで、区民から自分や大切な人の顔をモチーフに作品を募集。10センチ四方の、クレヨン、絵の具、油彩などで描かれた作品や、切り絵、版画などで制作した顔の作品、218点が集まった。麻生区のロゴマークを制作した麻生区美術家協会の佐藤英行さんの協力を得て、「大きな絵画」が完成した。
作品テーマは「笑がおの未来へ」
作品は、縦162センチ、横194センチの大きさで、ガラスケースに展示されている。作品テーマは「笑がおの未来へ」。区の木・禅寺丸柿をイメージし、成長して、たくさんの実をつけ、麻生区の未来にたくさんの笑顔が実ることを願って制作された。
3月5日の麻生区役所で開催された中庭お花見会で除幕式が行われ、イベント来場者の前でお披露目。制作に協力した佐藤さんは「募集から4カ月かけて作り上げた。見ると笑顔になる作品になったと思う」とあいさつした。
同実行委員会では「区の魅力を次代につなぐ取り組みの一つとして企画した。区制40周年のレガシーとして、市民館を訪れる人たちに見てもらえたら。今後も、笑顔あふれるまちになってほしい」と願いを込めた。