城下町、宿場町として栄えた小田原。その伝統を今に受け継ぐ「老舗」も小田原の魅力です。今回は、地元で愛され続ける店舗をご紹介。ここでは、鰹節、削り節の老舗「籠常商店」をレポートします。※掲載情報は2023年3月現在のものです。最新の情報は各店舗にてご確認ください。
香りまで美味しい、 昔ながらの削り節
「かまぼこ通り」に軒を連ねる鰹節、削り節製造販売の老舗。大正時代に建てられた店舗兼工場（昭和40年代に一部改修）の引き戸を開けると、すぐにいい香りが鼻をくすぐります。
ケースの中には、その日に削ったばかりのフワフワの削り節がたっぷり。
昔ながらの製法を守り続け、その品質と味は料亭やホテル、そして地元の人々に愛され続けています。
- 社長の石黒玲子さん
「お料理によって削り節の種類も変わります。何でもお気軽にご質問ください」
本節（左）と荒節
昔ながらの量り売りも。紙袋のデザインがかわいい
- お店にある「かつおぶし博物館」。魚を洗うところからかつお節になるまでの工程などが分かります。「かつお削り節」と「かつお“節”削り節」の違い、知っていますか？
現在も、本節は樽に入れて販売しています
お店の裏手はすぐに小田原の海。昔は、この浜に揚がった魚でかつお節を作っていました
- 籠常商店の店舗情報はコチラ（※小田原市「街かど博物館」HP）
